【社説】韓国原発がチェコ進出の快挙、原子力生態系復活の契機に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.05.02 15:36
チェコ政府が新しく建設するドコバニ原発2基の事業者に韓国水力原子力(韓水原)を最終選定した。総事業費が26兆ウォン(約2兆6000億円)規模のプロジェクトで、双方は7日に本契約書に署名する。これら原発は2036年から順に竣工する。
韓国型原子炉は2009年、アラブ首長国連邦(UAE)バラカ原発の受注でその競争力が認められた。しかしその後は中国・フランスなど競合国に劣勢となり、追加の受注がなかった。しかし今回「チームコリア」が一体となり、安全条件が厳しくて有名な欧州に進出する快挙を遂げた。特に今回のチェコ原発は設計から建設、運営にいたるまで韓国企業が主導することになり、その意義は大きい。韓水原は昨年7月、チェコ政府から優先交渉対象者に選定されたが、本契約が何度も延びるなど紆余曲折があった。米ウェスチングハウスが韓水原を相手に知識財産権を問題視したが、今年1月にかろうじて解決した。国内ではダンピング受注という一部の憶測に苦しんだりもした。