【社説】派兵を公式的に認めた朝ロ、尋常でない密着を警戒すべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.29 15:06
北朝鮮がウクライナと戦争中のロシアを支援するために大規模な兵力を派兵した事実を初めて認めた。北朝鮮は昨日、労働新聞など国営メディアを通じて「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が派兵を決定し、特殊作戦部隊がクルスク地域の『解放』に『重大な貢献』をした」という内容の労働党中央軍事委員会の書面の立場文を公開した。26日(現地時間)、ロシアがウクライナ占領地の奪還を宣言しながら「北朝鮮軍の役割が大きかった」と述べると、北朝鮮も派兵の事実を認めたのだ。ロシアのプーチン大統領は金委員長に感謝の書簡も送った。
北朝鮮がこれまで認めてこなかった派兵の事実を公式宣言したこと自体が我々には安全保障上の脅威となる。北朝鮮とロシアは「包括的戦略パートナーシップ条約」に基づいて北朝鮮軍が派兵されたと明らかにしたからだ。金委員長とプーチン大統領は昨年6月、「双方のどちらか一方が武力侵攻を受けて戦争状態になれば、あらゆる手段で軍事的援助を提供する」と合意した。