USIM情報ハッキングされた韓国通信企業SKT 「24時間以内申告」規定守らず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.25 13:25
ハッキング攻撃を受けて利用者USIM(加入者識別モジュール)情報などが流出したSKテレコム(SKT)が、事故認知後24時間以内に関連当局に申告しなければならない規定を破ったことが分かった。犯行の主体、被害規模などを確認するまで1、2カ月ほどかかる可能性があり、利用者の不安は続く見込みだ。
崔秀珍(チェ・スジン)国民の力議員室によると、SKTは18日午後6時9分、内部システムのデータが意図せず移動した事実を初めて認知した。同日午後11時20分ごろUSIM関連の情報処理サーバーで悪性コードを発見し、ハッキング攻撃の事実を確認した。翌日の19日午後11時40分ごろ、一部のUSIM情報が流出した事実も把握した。しかしSKTが韓国インターネット振興院(KISA)にこれを申告した時点は、さらに17時間ほど経過した20日午後4時46分だった。ハッキング攻撃認知時点から40時間以上経過した後だ。関連法上、情報通信サービス提供者は侵害事故の発生を把握した時点から24時間以内に科学技術情報通信部長官またはKISAに申告しなければならず、これを守らなかった場合3000万ウォン(約300万円)以下の過怠金が科される。SKTは「単純な遅延や障害なのか、誤謬なのか、外部から攻撃なのかをある程度把握して申告しなければならなかったため、やむをえず遅れた」とし「意図的に申告を遅らせたのではない」と明らかにした。