サムスン、米政府に機密意見…「米国の規制は中国を後押し」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.25 11:21
サムスン電子が中国に対する米国の先端技術制裁が「意図せぬ結果を招いて革新を阻害するおそれがある」という意見を米商務省に伝えたことが確認された。1月中旬に米商務省が半導体ファウンドリー(委託生産)企業に「顧客情報を四半期別で米政府に報告するべき」とした規制を緩和してほしいという内容だ。米国の各種制裁の中でも中国の先端半導体自立度が向上していて、サムスン電子のファウンドリー市場まで蚕食する規制の逆説を米国政府に訴えたものと解釈される。
米商務省と財界によると、サムスン電子は先月13日、米商務省産業安全保障局(BIS)に「先端半導体および集積回路に対する追加調査措置」暫定最終規則(IFR)に対する意見書を提出した。米連邦規則制定ポータルに公開された意見書で、サムスン電子は「サムスンは該当規則が米国の国家安全保障を効果的に保護することを望むが、同時にこの規制が意図せぬ結果を招いて革新を阻害するという懸念を緩和することを願う」と明らかにした。