【社説】韓米2プラス2通商協議、「我々のペース」守ることが重要
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.23 14:35
崔相穆(チェ・サンモク)企画財政部長官兼経済副首相が昨日、「韓米2プラス2」高官級会談に出席するために出国した。韓国政府は24日、米ワシントンで崔副首相と安徳根(アン・ドクグン)産業通商資源部長官が米国のベッセント財務長官、グリア米通商代表部(USTR)代表を相手に関税協議に入る。崔副首相は出国前、「韓米同盟を新たに固める交渉の突破口を開いて帰ってくる」と述べた。今回の会談は交渉の出発点となる。交渉の成果にこだわって国益を害することは避けなければいけない。
もちろん韓国は関税の不確実性の解消が急がれる。今月1-20日の韓国の対米輸出は前年同期比で14.3%減少した。米国の関税衝撃が現実化したのだ。こうした現実を反映して国際通貨基金(IMF)は昨日、韓国の今年の経済成長率予測値を当初の2%から1%に大幅下方修正した。それだけに関税交渉が重要になった。しかし国内外の環境上、焦っているのは米国側だ。米国内では反トランプ情緒が強まり、交渉対象の中国・EU・日本などもまだ観望姿勢だ。韓国はこうした状況をうまく利用する必要がある。