７０代の市内バス運転手が運転中に乗用車が割り込んできたという理由で乗客を乗せたままあおり運転をし、停車後に運転者に暴行を加えて罰金刑の処罰を受けた。

春川（チュンチョン）地方裁判所原州（ウォンジュ）支院刑事第２単独（パク・ヒョンジン裁判長）は暴行および特殊脅迫の疑いで起訴されたＡ氏（７０）に罰金３００万ウォン（約３０万円）を言い渡したと２２日、明らかにした。

Ａ氏は昨年１１月１７日午後１時４８分ごろ、江原道（カンウォンド）原州市のある道路で市内バスを運転していたところ、Ｂ氏（３３）の乗用車がある車線に市内バスの前部を突然押し込むなど、Ｂ氏の車に衝突するかのように脅かした疑いで法廷に立った。

Ａ氏は、バスの進路方向に乗用車が強引に割り込んだという理由で、乗用車に向かってライトをつけながら抗議する過程で、このようなことを起きた。

Ａ氏はまた、乗用車の前に市内バスを止めた後、下車して乗用車の運転手Ｂ氏に近づき、悪口とともに手で殴るように脅し、指でＢ氏の顔を刺して暴行した容疑も公訴状に含まれた。

裁判所は「市内バスの進路を急に変更し、被害者だけでなくバス乗客の安全まで担保にしたことで非難の可能性が大きい点、運転者暴行など罪で処罰された前歴があるにもかかわらず、同種の犯行を犯して被害回復が行われなかった点などを挙げて刑を決めた」と説明した。Ａ氏は裁判後、裁判所に控訴状を提出した。