【社説】中国の「西海の拠点づくり」疑惑、比例的対応に積極的な動きを=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.21 06:33
中国が西海(ソヘ、黄海)の韓中暫定措置水域(PMZ)に鉄製の人工構造物設置を拡大するなど尋常ではない動きを見せている。韓国と中国は西海で各自主張する排他的経済水域(EEZ)が重なっていることを受けて、2001年韓中漁業協定を通じて、EEZが確定するまでPMZを設定してこの地域に施設の設置や地下資源開発をしないことで合意した。
ところが中国は2018年から昨年まで青島南東185キロメートルのPMZ内に鉄骨構造物「深藍」2基を設置した。最近ではここに石油ボーリング船形態の固定構造物やヘリコプター離着陸施設まで用意したという。これは韓中漁業協定だけでなく国連海洋法協定(第60条3項)の明らかな違反だ。国連海洋法は施設周辺を航行する船舶が注意を注ぐように人工島・施設または構造物建設は適切に公示し、この事実を警告するための永久的手段を維持するようにしている。韓国政府が今年2月海洋調査船と海洋警察の警備艦を派遣して点検しようとしたが中国は拒否し、この過程で両側の海洋警察警備艦が2時間対峙する場面も演出された。