韓国警察、北朝鮮ハッカー組織のハッキング情況を確認…「防諜社作成戒厳文書公開」「今日の運勢」など詐称
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.16 13:30
北朝鮮ハッカー組織が約2カ月間、「防諜社作成の戒厳文書公開」「今日の運勢」などの詐称電子メールを12万通以上流布し、個人情報のハッキングを試みていた情況を韓国警察が確認した。警察国家捜査本部は15日、「昨年12月『防諜社作成戒厳文書公開』というタイトルで発送された電子メールを捜査した結果、北朝鮮の仕業であることを突き止めた」と明らかにした。
警察は昨年12月11日午後1時45分ごろ、「防諜社が作成した戒厳文書公開」という件名の電子メールが不特定多数に届いていた状況を確認して捜査に着手した。該当の電子メールには「呂寅兄(ヨ・インヒョン)防諜司令官の指示で作成されたこの文書には国会の戒厳解除要求時、大統領の拒否権限があるかどうかなどを検討した内容が含まれている」とし、添付ファイルをダウンロードするように誘導した。該当の添付ファイルをダウンロードすると悪性プログラムが実行されるフィッシングメールだった。