【時論】韓国・シリア修交と北朝鮮政権の外交孤立
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.16 11:46
193の国連加盟国のうち大韓民国の唯一の未修交国だったシリア。趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官が今月10日、極秘裏にシリアの首都ダマスカスを訪問し、ついに両国の修交が実現した。外交諜報劇のような場面だった。シリア過渡政府を率いる「ハヤト・タハリール・シャム(HTS)」が昨年12月、バッシャール・アル=アサド独裁政権を打倒したことで可能になった。
2011年の「アラブの春」を契機にアサド政権に反旗を翻したHTSは昨年12月に首都ダマスカスを掌握した。政府軍がまともに抵抗もできず慌てた「ダマスカスの屠殺者」アサドは後援国のロシアに逃走した。1970年のクーデターで執権した父ハーフィズ・アル=アサド以来54年続いた父子世襲独裁政権が幕を下ろした。