半導体関税に備え…韓国政府、素材・部品・装備に投資額50%補助
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.16 06:42
韓国政府は半導体分野の財政投資計画を従来の26兆ウォン(約2兆6100億円)から33兆ウォンに拡大すると15日、発表した。先進国に遅れをとったシステム半導体分野の競争力を支えるという内容が骨子だ。米国トランプ政府が予告した「半導体関税」に備えて支援を強化するという趣旨だ。
まず国家先端戦略産業(半導体・ディスプレイ・二次電池・バイオ)の素材・部品・装備(素部装)を生産する中小・中堅企業を支援する投資補助金を新設する。これら中小・中堅企業は立地・設備新規投資額の30~50%(1社につき上限200億ウォン)に対して補助金を受けることができる。今回の投資補助金の新設で半導体関連企業は借入、インフラ投資・研究開発(R&D)支援、税額控除など経営のすべての過程で国家支援を受けることになる。韓国政府はまた、従来の17兆ウォン規模の半導体低金利借入プログラムに3兆ウォン以上を追加供給し、2027年まで半導体分野に20兆ウォン以上の借入を支援するという方針だ。