中国生産のジレンマに陥ったアップル、米国製iPhoneは遠い夢か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.15 08:43
どうにか一息ついたが火種は消えていない。米国政府の関税爆弾カードにおどおどするアップルの話だ。スマートフォンやPCなど核心IT製品が「相互関税」の対象から除外されたが、今回の決定はあくまでも「猶予」に近い。アップルはiPhone生産の80%以上を中国に依存しており、関税爆弾が現実化すれば大きな打撃は避けられない。サムスン電子はすでに2018~2019年に脱中国を断行してベトナムに生産拠点を移しそれなりに悪くない状況だ。アップルはなぜまだ「メイドインチャイナ」にとどまっているのか。
決定的な違いは製造を「直接するか、任せるか」で分かれた。アップルは製品設計に集中して、組み立てはフォックスコンやペガトロンなど中国企業に任せる。これらはほとんどが中国に大規模生産施設を置いている。特に「iPhoneの都市」と呼ばれるフォックスコン鄭州工場には数十万人の人材が投入され精巧な生産ラインとインフラを構築している。