「ドルスマイル」崩壊か…関税発のドル安でウォン相場1424ウォン台に急騰
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.15 06:46
景気が好況だったり、反対に低迷したりしてもドルは強くなるという「ドルスマイル理論」が揺れている。関税の衝撃に米国の株式と債券を売る「セルUSA」現象が広がってだ。専門家らは弱いドルが韓国銀行の金利引き下げに力を与えるだろうと分析しながらも、傾向的な基調となるかはもう少し見守らなければならないと口をそろえた。
14日のソウル外国為替市場でウォン相場は午後3時30分基準で前営業日より25.80ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1424.10ウォンで取引を終えた。昼間の終値基準では昨年12月6日の1419.20ウォンから4カ月ぶりのウォン高水準だ。ウォン相場が久しぶりに上がったのはドルの価値が急落しているためだ。ウォール・ストリート・ジャーナルによると主要6通貨に対するドルの価値を示すドル指数は一時99.01まで下落した。ドル指数が100を割り込んだのは2023年7月以来だ。14日にもドル指数は一時99.4まで下がり100を下回った。