【社説】極致に達した韓国経済…相互関税発効に為替戦争の兆しまで
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.10 13:19
トランプ米大統領の国別相互関税がきのう午後1時から発効し、韓国金融市場にショックが続いた。昨日の韓国総合株価指数(KOSPI)は2300を割り込んだ。米国が投げた相互関税に反発した中国の報復関税措置に米国は50%の追加関税を課した。米国が中国に合わせて104%に達する累積関税を課す計算で、これほどなら事実上貿易をやめるという脅迫と変わらない。
中国が輸出品の関税負担を減らすために人民元切り下げに出て関税戦争が為替戦争に飛び火する兆しまでふくらんだ。人民元安はウォン安を伴うことが多い。海外市場で中国製品と競争する韓国の輸出品の価格競争力を落とす要因でもある。そうでなくても米国が輸出を増やすためにドル相場を下げる「第2のプラザ合意」を圧迫する可能性が出ている中で起きたものでひやひやする。昨日のウォン相場は1ドル=1484.10ウォンとなり金融危機以降で最安値水準を記録した。