「非核化は死文化した概念」朝米交渉基準に再び釘刺した金与正副部長
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.04.09 16:51
北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長が9日に談話を通じ、「非核化は死文と化した概念。唯一の解決法は、われわれに対する一方的な現状変更企図を徹底的にあきらめること」と明らかにした。第2次トランプ政権発足後、多様な立場発表を通じて非核化目標を引き下げるよう米国を圧迫してきた北朝鮮が、金副部長に「級」を高め、北朝鮮が望む朝米対話の基準を改めて確認したとみる余地がある。
北朝鮮の労働新聞によると、金副部長はこの日の談話で、最近の韓米日の北大西洋条約機構(NATO)外相会議の共同声明をめぐり、「われわれの『非核化』は実現不可能な妄想にすぎない。さまざまなベールをかぶせてすでに死文と化した『非核化』概念を復活させてみようと試みること自体もわれわれの憲法放棄、体制放棄を強要する最も敵対的な行為}と主張した。