韓国最大野党「共に民主党」の朴賛大（パク・チャンデ）院内代表をはじめとする指導部と所属議員らは２６日、憲法裁判所の前で記者会見を開き、「今日中に（尹錫悦大統領弾劾審判）宣告期日を指定するべきだ」と強く促した。

議員らは朴院内代表が代表で読み上げた会見文で「遅延した正義は正義でなく不義」とし、このように主張した。

朴院内代表は「８７年の民主化運動の産物である憲法裁は憲法守護の責務を果たすために生まれた」とし「存在理由を忘却したような憲法裁の沈黙は、極右勢力の蠢動を呼び、崩れた憲政秩序の復元を遅延させている。沈黙が長くなるほど憲法裁に対する信頼と権威は損傷している」と指摘した。

続いて「国民は憲法を守るために存在する機関がなぜ憲法破壊者を迅速に断罪しないのか、正義は生きているのかと問うている」とし「もう憲法裁は答えなければいけない」と圧力を加えた。

さらに「憲法裁がためらう間、国民の怒りは強まり、内乱の火種がよみがえっている」とし「憲法破壊者の罷免か、民主共和国の破滅か、答えは簡単だ」と話した。

議員らは文炯培（ムン・ヒョンベ）、李美善（イ・ミソン）、金炯枓（キム・ヒョンドゥ）、鄭貞美（チョン・ジョンミ）、鄭亨植（チョン・ヒョンシク）、金福馨（キム・ボクヒョン）、趙漢暢（チョ・ハンチャン）、鄭桂先（チョン・ゲソン）の憲法裁判官８人の名前を呼んだ後、「一人ひとりがどんな決定を下すのか国民全員が見守っている」とし「裁判官８人の判断が歴史に記録されて後世に長く伝えられるだろう」と述べた。

そして「国民と歴史の前でどのような判決を残すのか決断しなければいけない」とし「どうか憲法と良心に基づく判決で正義と民主主義が生きていることを確認させることを望む」と繰り返し要求した。

また「民主党は憲政秩序と民主主義、国民の生活を守る」とし「内乱首魁の罷免なしに内乱を終わらせることはできず、内乱の終息なく国家正常化は不可能であるだけに、迅速な罷免で国民的な不安と社会的な混乱を解消し、経済と民生を回復するために最善を尽くす」と強調した。