対米交渉カードを積み上げる中国…「制裁すれば知的財産権など資産凍結」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.25 16:17
中国が米国のトランプ政権を狙った交渉カードを整然と積み上げている。中国国務院の李強首相が24日に署名し、本格的な実施に入った「反外国制裁法実施規定(施行令)」もその一つだ。中国の国益を害する制裁を行った米国など外国政府・機関に対して現金・株式はもちろん、知識財産権などまでほとんどすべての資産を凍結できるカードだ。
今回の施行令には2021年6月に制定された反外国制裁法の破壊力を高めるための措置(計22カ条)が盛り込まれた。特に、中国を制裁する外国政府や機関がターゲットになる。彼らの各種資産を調査し、凍結できる根拠を設けたのだ。施行令は「外国がさまざまな口実あるいはその国の法律を根拠に中国に制裁や圧迫を加えたり、中国国民や組織に差別的制限措置を取ったり、中国内政に干渉したり、外国の国家・組織・個人が中国の主権・安保・発展利益を害する行為」などを措置対象と規定した。