【コラム】海外投資家の目に映った不安な韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.25 11:42
アルメニア、アゼルバイジャン、バーレーン、ミャンマー、フィリピン、エジプト、パキスタン、タイ、ウクライナ。「新興市場と開発経済国」のカテゴリーに属するこれらの国は、2000年以降に政治的不安や戦争勃発により戒厳令または非常事態が宣言されたという共通点を持つ。世界的投資家はこうした国に対し極度に保守的な態度を取る。
戒厳令が宣言されてから数時間で解除された韓国の状況はこれらの国とさまざまな面で明確に異なる。経済規模と安定性だけでなく、世界市場での企業競争力でも大きな差があるためだ。今年株式市場で海外投資家の売り越し規模が8兆ウォンに迫っているが、政治的リスクは主要因ではないとみられる。それよりトランプ政権の関税政策に触発されたリスク資産回避心理と持続的なウォン安が主要因に選ばれる。