韓国政界の相次ぐ弾劾に遠ざかる追加補正予算「内需冷え込み…ゴールデンタイム逃すかも」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.24 09:04
韓国野党が崔相穆(チェ・サンモク)大統領代行に対する弾劾訴追案を発議し、3~4月中の追加補正予算編成が遠ざかった。企画財政部関係者は23日、「与野党政府国政協議体で追加補正予算規模と内容が決定されなくては案を持っていけない。現在の議論状態では3月末までに政府案を持っていくことはできない」と話した。野党が崔大統領代行の国政協議体参加をボイコットしている状況で追加補正予算議論の進展はありえないという意味だ。
結局不確実な国内政治日程とかみ合わさり追加補正予算は早くても6~7月に議論されるだろうとの見通しが台頭している。依然として与野党院内指導部が核心争点で何らの合意に至っていない点が来月までの追加補正予算編成が容易でない理由に挙げられる。与党は15兆ウォン、野党は35兆ウォンを主張しており規模の面でも大きな隔たりがある。内容の面でも与党は細かな支援を、野党は大規模民生支援金を主張するなど意見の溝を狭めることができていない状況だ。追加補正予算は来年度本予算とともにツートラックで予算編成作業が進められる可能性が高い。