【社説】18年ぶりに成し遂げた韓国国民年金改革…構造改革も急がなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.21 14:29
昨日与野党が国民年金の保険料率と所得代替率を段階的に高める内容を盛り込んだ国民年金法改正案を国会本会議で通過させた。年金改革が行われたのは2007年以来、18年ぶりだ。特に保険料率引き上げは1998年以降28年ぶりとなる来年から行われる。非常戒厳と大統領弾劾審判で激しく対立をする与野党が国家的課題である年金改革案を通過させた点は高く評価するに値する。与野党は共に、政争をしても重大課題は先送りせずに合意処理する精神を継続するように願う。
国民年金の財政安定を図り未来世代に負担をかけさせないためには「もっと出してあまり受け取らない」ことが望ましいが、結局「もっと出してもっと受け取る」方式が採択された。加入者が負担する保険料率は今年9%で、来年から8年間0.5%ポイントずつ上昇して13%まで高める。加入者が受け取るお金に関連する所得代替率は今年41.5%から2028年40%に低くなる予定だったが、来年43%で調整される。出産と軍服務を経験すれば、年金を納入したと認める期間を拡大し、低所得層に対する保険料支援も強化した。国家が国民年金の支給保障を約束する文面も国民年金法に反映された。