年金改革案に…韓国青年層「枯渇遅らせたのは幸いだが持続可能性については疑問」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.21 13:21
「もっと出してもっと受け取る」という韓国の年金改革案に対する反応は世代別にやや交錯した。青年層は国民年金の枯渇に対して心配を軽減したと評価しながらも、持続可能性と公平性には相変らず疑問を呈した。中壮年層は相対的に保険料負担が増えたことを認知しながらも「後世代」のための苦痛分担に共感する声は大きかった。
会社員のチャンさん(27)は「私は国民年金が必要だと考えるが、周囲の友人たちは『なぜまた延命治療をするのか』という反応は多い」と伝えた。あわせて「基金枯渇時点が8年延びたのは肯定的なことではないかと考える。ただし、20代加入者が今回の改革でどれくらい出して後で受け取れるのかについて触れられていないことは残念だ」と話した。会社員のキムさん(30)は「(年金改革によって)もっと出してもっと受け取るとはいうが、2030世代は今後もっと出す世代、5060世代はもっと受け取ることになる世代ではないのか」と指摘した。青年ユニオンのキム・ソル委員長(32)は「所得代替率を高めるのは持続可能性や、未来世代のための改革には適切ではないと思う。フリーランサーなど新しい形で働く2030世代が多数なので、加入期間をどれくらい確保できるかも心配」と明らかにした。