無罪確定の朴裕河教授「日本の責任問おうと書いた本…慰安婦侮辱したという非難に胸が痛んだ」(1)
中央SUNDAY/中央日報日本語版2025.03.16 12:28
「『慰安婦問題』の複雑な構造を解剖し、東アジアの健全な未来に向け韓国と日本がどのように額を突き合わせて問題を解いていくべきかに対する重たい悩みを込めている」。
2013年8月、世宗(セジョン)大学の朴裕河(パク・ユハ)名誉教授が書いた『帝国の慰安婦』が出た時に主要メディアが出した書評の一部だ。「緻密な探索」「重たい悩み」などの好評が続いた。評判がひっくり返ったのは10カ月後。2014年6月に「ナヌムの家」で生活した李玉善(イ・オクソン)さんら慰安婦被害者9人が自分たちを売春婦、日本軍協力者などと罵倒したとして裁判所に出版禁止仮処分申請を出す一方、朴教授を名誉毀損で告発してだ。朴教授は「慰安婦を売り飛ばした魔女」になった。