ロシア「86%奪還」、ウクライナ「包囲されてない」…クルスクめぐり応酬
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.13 17:34
ウクライナ戦争終戦交渉の重要なカードであるクルスクの占領と奪還をめぐり、ロシアとウクライナの間で神経戦が加熱している。ウクライナ軍は昨年8月に奇襲的にロシア西部のクルスクを攻撃し、一時は1300平方キロメートル以上の土地を掌握した。だが最近ロシア軍の反撃によりウクライナ軍は押し出されているところだ。「30日停戦案」の合意を控え互いに交渉に有利な立場を得ようとする神経戦という見方が出ている。
ウクライナ軍のシルスキー総司令官は12日、フェイスブックに「クルスクにいるウクライナ軍を包囲しようとするロシア軍の試みは成功できなかった。包囲されるリスクがなく有利な防衛ラインに移動するための措置を適時にしている」と投稿した。前日に「クルスク地域の12の集落と100平方キロメートルの領土を奪還した」というロシア国防省の声明に反論したものだ。言及された12の集落はウクライナが占領しているクルスクの主要都市スジャを囲んでいる。現在ロシア軍は周辺地域をまず占領した後、クルスク内のウクライナ軍を孤立させる作戦を展開している。