高齢化進む韓国、認知症患者は来年100万人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.13 13:56
韓国の65歳以上の高齢者の10人に1人近くが認知症を患っていることが分かった。認知症の有病率は7年間で小幅減少したが、高齢化に伴い全体患者数が来年100万人を突破する見通しだ。韓国保健福祉部が12日、2023年の認知症疫学・実態調査の結果を発表した。約1万1000人を対象に7年ぶりに行われた全国単位の調査だ。高齢者の認知症有病率は9.25%で、2016年より0.25%ポイント下落した。2008年に調査が始まって以来、初めての減少傾向だ。認知症の有病率は高齢、女性、農村・漁村居住、独居世帯、低い教育水準であるほど高かった。
認知症患者数は今年約97万人と推定された。来年は100万人、2044年には200万人を超えるものと予測される。増えてはいるが、2016年の調査で今年の患者を108万人と見込んだのと比べると、傾きが緩やかになった。