今度は牛肉…トランプ関税戦争拡大の暗雲
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.13 09:15
米国畜産業界が月齢30カ月以上の米国産牛肉の輸入を禁止している韓国の検疫規定を解消してほしいと、トランプ政権に要請した。韓国は李明博(イ・ミョンバク)政権だった2008年のBSE(牛海綿状脳症)問題以降、これを制限している。「非関税障壁」の輸入規制を口実に、米国が韓国に「相互関税」圧力を加える可能性が提起される。
米全国牛肉協会(NCBA)は11日(現地時間)、米通商代表部(USTR)に提出した意見書で「米国産牛肉に対する月齢30カ月制限が韓国で敏感な点ということを把握しているが、無視してはいけないイシュー」とし「中国・日本・台湾などは月齢制限を廃止しているので韓国とも協議を進めるべき」と主張した。USTRは2013年から毎年「国家別貿易障壁報告書(NTE)」に「韓国が月齢30カ月未満の米国産牛肉だけを輸入することにしたのは『過渡期的措置』だった」とし、牛肉市場の完全開放が必要だという立場を示してきた。USTRは業界から聞いた意見をNTEに反映する。