【社説】米国の韓国「センシティブ国」指定の動き…外交力で防ぐべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.12 14:57
米国が同盟国の韓国を「センシティブ国(Sensitive Country)」に指定する動きを見せているという。米エネルギー省(DOE)は国家安全保障や核不拡散、テロ支援などの理由で「センシティブ国」目録を定期的にアップデートし、今年は韓国をこれに含める方針ということだ。米国は中国やロシア、北朝鮮など自国が脅威を感じる国をリストに載せてきた。このため韓国を「センシティブ国」として言及すること自体が初めてだ。まだ米国の公式発表が出てきたわけではないが、DOEが傘下国策研究機関に来月15日から韓国をセンシティブ国に分類するべきという指針を出すというので当惑する。
韓国が最終リストに含まれる場合、DOEが進めるプログラムへの参加が制限される。韓国人が関連施設を訪問するには45日前に申請し、複雑な承認手続きを踏まなければならない。日々発展する先端技術分野で両国の協力に大きな支障が生じるということだ。韓米が昨年から推進するAI共同研究プラットホームや次世代の事業として評価される量子コンピューター開発にも支障が避けられない。トランプ政権が推進している造船および艦艇分野の協力にも懸念が生じる。