尹大統領弾劾審判の宣告近づく 街頭に出た野党vs各自に任せる与党(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.12 09:56
韓国最大野党「共に民主党」が11日、全方向場外闘争を始めた。7日に始めた尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領弾劾要求座り込みの場所を、この日、国会のロタンダホールから光化門(クァンファムン)広場に移した。景福宮(キョンボックン)駅近くに党のテントを設置し、ソウル鍾路区斎洞(チョンノグ・ジェドン)の憲法裁近隣に集会の舞台を設置した後、常任委別に順番を決め、尹大統領の罷免を求めるリレー発言を毎晩9時-10時30分に行う計画だ。尹鍾君(ユン・ジョングン)院内報道官は「今週は極めて重要な時期」とし「内乱勢力の総反撃が始まったため、戦列を整えて非常な覚悟で臨むべき時」と述べた。
党レベルのテント座り込みは2013年の国家情報院(国情院)大統領選挙介入疑惑関連のソウル広場座り込み以来11年ぶりとなる。170議席の民主党が「野性」を露骨に表すのは「今は手段を問わず、1分1秒でも早く尹大統領を罷免すべき時」(重鎮議員)という判断のためだ。野党は、裁判所の尹大統領釈放決定以降、憲法裁の弾劾審判日程が遅れたり結果に影響を与えたりするのではという不安感が強まっている状態だ。趙承来(チョ・スンレ)首席報道官はこの日、「国会で弾劾が可決したから90日が経とうとしている。戒厳軍の銃刀に憲政が踏みにじられた内乱の夜をはっきりと見守った国民は一日が一年のようだ」と述べた。