【社説】2カ月間に20万人廃業、喜べない自営業者比率の減少=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.11 14:59
昨年、就業者全体に自営業者が占める比率は19.8%だった。年間基準で自営業者の比率が20%以下に落ちたのは統計作成を開始して以降、初めてのことだ。1月の自営業者の比率も19.7%と、1月基準で過去最低となった。自営業者は韓国経済の弱点だ。まず、あまりにも多い。
自営業者の比率は経済協力開発機構(OECD)国家のうち8番目に高い。主要国が10%を超えないのとは対照的だ。競争力も落ち、国税庁の資料によると毎月100万ウォン(約10万円)も稼げない個人事業者が全体の75.7%にもなる。良質の雇用不足と不十分な社会安全網のため「生計型創業」に準備もなく飛び込んでいるからだ。競争が厳しく借金で持ちこたえるケースが多い。自営業者に対する貸出(事業者貸出+家計貸出)規模だけでも1070兆ウォン前後と推算される。