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「衛星4万基」野心のスターリンク、辺境地のない韓国で何を狙うのか(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.03.06 14:59
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◆韓国キャリア、大丈夫か

基地局は地上に、衛星は空にあるが基本的にインターネットを提供するというのはスターリンクもキャリア(通信会社)も同じだ。ただし、今すぐ韓国通信市場にライバルがもう一つできると見るのは難しい。すでに通信3社のインフラが及ばない場所などほとんどないためだ。決定的にスターリンクを利用するには衛星と連結する端末が必要で、料金制も10万ウォン(約1万300円)以上と個人が使うには負担になる。端末なく携帯電話で直接衛星と連結する「Direct To Cell(ダイレクト・トゥー・セル、DTC)」技術はまだ開発・試験中の段階だ。今のところは海洋・軍事・遠隔産業などB2B(企業間取引)領域で主に使われている。

 
ただしB2B領域で通信社間の新しい競争を触発する可能性はある。通信業界関係者は「3社は共にスターリンクサービスを再販売して手数料を受け取る方式で事業を開始するだろう」とし、別の関係者は「すでに水面下では大型海運業体を対象に営業活動をしていて、3社間の心理戦もあると承知している」と伝えた。既存の通信市場は3強構図が固定化して過去のように競争が激しくないが、スターリンクB2B市場は最初にどれだけパイを取れるかにかかっているため熱い競争が繰り広げられる可能性がある。

また、将来的に第6世代(6G)通信時代が始まればスターリンクが韓国通信市場を揺さぶり通信3社と競争構図を形成することもあるかもしれない。スターリンクは上陸するが、担当する付随的手段を越えて、韓国内でも主力通信サービスに変貌しないとも限らないためだ。6Gを実現するには、衛星を通した3次元通信網の構築が必須だ。蔚山(ウルサン)科学技術院電気電子工学科のピョン・ガンイル教授は「低軌道衛星通信は技術的に6Gの核心要素とほぼ同一だ。電波方向を変える「ビームフォーミング」技術もスターリンクの核心の一つだが、これが6G標準技術になりえる有力な候補」と話した。

◆戦争・災害の中で光る存在感

グローバル市場での存在感もますます強まる見通しだ。

特に注目されるのは軍事分野。戦争で通信基盤施設が破壊されたウクライナで、すでにその威力を見せつけた。自動運転電車や無人機などを広範囲に使うことになる未来戦争では重要性がさらに増すだろう。米国はすでにスターリンクとともに軍事・安保目的の低軌道衛星ネットワーク「スターシールド」を構築して偵察および情報収集などに活用するとしている。また、災難地域でもスターリンクの存在感は光る。史上最悪の被害を生んだ米国ロサンゼルス山火事現場ではスターリンクの端末をつけた自動車が基地局の役割を果たした。

低軌道衛星は遠からず始まる自動運転、そしてUAM(都心航空モビリティー)時代の核心技術の一つでもある。自動運転車事故を減らし効率的に管理するにはすべての車と道路のインフラが互いに連結されなければならない。空を飛ぶUAMは少しでも地上基地局と遠ざかって通信が切れた瞬間、事故の危険に直面する。遅れたり切れたりすることなくどこでもつながっていなければならない。低軌道衛星と技術的相性がぴったりだ。

◆米・中・EUの無限競争、韓国は?

夢のようだった低軌道衛星プロジェクトがスターリンクを通じて現実化すると、各国もその重要性に気づき先を争ってこの分野に続々と参入している。中国は国家次元の大規模計画を通じてスターリンクを追撃中だ。香港サウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、昨年末中国版スターリンクと呼ばれる「国網」プロジェクトのための最初の衛星グループの打ち上げに成功し、2035年までに1万3000基の衛星打ち上げを目標にしている。欧州連合(EU)も米中の追撃にスピードを出している。政府機関と民間企業が力を結集して290基余りの衛星で構成された多重軌道衛星通信網を構築するための「アイリス2(Iris 2)」プロジェクトに約15兆ウォン以上を投資する。

地上通信ネットワークの強者である韓国は2030年までに6G標準基盤の低軌道衛星を打ち上げることを目標とする国家研究開発事業が今年始まった。予算は3200億ウォン程度。ただし、本格的に競争に参入したと見るには物足りない。目標にしている衛星は2基にすぎない。高麗(コリョ)大学電機電子工学部のカン・チュング教授は「スターリンクなどと競争するのが不可能に近い状況で天文学的資金を使うことを浪費と見る視線もあるが、通信装備事業を行う中小企業も多くて6G関連市場のためにも一定の技術確保は必須」と話した。

「衛星4万基」野心のスターリンク、辺境地のない韓国で何を狙うのか(1)

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