【社説】最終陳述まで統合に背を向けた尹大統領は遺憾
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.26 15:21
昨日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の最終陳述を最終に憲法裁判所の弾劾審判弁論が終わった。12・3非常戒厳事態から84日目だ。弁論終結の14日後に宣告があった盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領や11日後に認容が決定した朴槿恵(パク・クネ)元大統領の先例をみると、来月中旬に尹大統領の罷免の是非が決定するとみられる。
現職大統領の憲法裁最終陳述は憲政史上初めてであるうえ、韓国社会の深刻な対立と葛藤を緩和する契機になるという期待感が大きかったため注目された。ソウル西部地裁の暴動のような不祥事の再発を防ぐためにも、尹大統領が国民統合のメッセージを出すべきだという各界元老の注文が相次いだ。