【コラム】大韓民国を縛ってきた3つの罠
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.25 17:19
自負心にあふれた国がこの状況になった根本原因は何か。勝者総取りの単純無知な多数決政治、与野党の極限対決、これにより分かれ治癒が難しくなった分裂。この症状の無限反復は韓国の政治と社会の慢性的病因のためではないかと考える。国を前進できないよう縛り付けてきた罠だ。権力分散改憲など当面の制度改善も急がれる。だがその下に敷かれた古くからの罠から脱出できないならば韓国の未来は暗いだけだ。
その最初は「改革忌避の罠」だ。政治家、特に大統領が無限の権力を行使してきた国だった。政権を握ればその力を楽しもうとする。国のガバナンスや政策・制度の改革を推進するにはパワーみなぎる執権初期でなければならなかった。しかしすぐに近づく選挙がちらつく。当代政権に及ぼす大きな苦境が恐ろしくその機会を握りしめることができないのが最近の政権の終始一貫した習性だ。5月の大統領選挙の可能性に「味方」の労組の顔色をうかがわなければならないため「週52時間制例外」を拒否するのが民主党だ。政権が目の前にあるかのように見えれば「帝王的大統領解消改憲」には目も合わせないよう知らんぷりだ。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権も国民年金改革を総選挙後にそっと持ち越し、1日に885億ウォンずつ後代への負担が積もっていく罠にかかりうめいている。いつからか金泳三(金融実名制、ハナ会清算)、金大中(企業構造調整、基礎生活保障制、医療保険統合)、盧武鉉(韓米FTA)流の決断と治積が消えた国だ。