韓中日「電気車三国志」激化…2000万ウォン台の中国電気自動車が韓国空襲(1)
中央SUNDAY/中央日報日本語版2025.02.22 11:34
世界電気自動車市場をめぐる韓国・中国・日本「三国志」が激しい。戦略はそれぞれ異なるが、目的は一つ、世界電気自動車市場を掌握することだ。米国との貿易葛藤を機会に変えようとする中国は世界1位の電気自動車市場シェアを誇るBYDを筆頭に韓国・日本を本格的に攻略している。BYDは最近、韓国に実際の購買価格が2000万ウォン(約200万円)台の電気自動車を出した。日本は中国に対抗するため北米攻略に積極的だ。こうした積極的な攻勢で韓国は国内市場と海外攻略で二重苦に直面している。
会社員キム・ヒョンウクさん(42、仮名)は最近、中国電気自動車会社BYDのATTO3(アットスリー)購買を事前予約した。キムさんは「海外で評価が高く、何よりも価格帯が気に入ったのでATTO3の購買を決めた」と話した。2種類の仕様で販売されるATTO3の基本仕様は国内販売価格が3150万ウォンに設定されたが、電気自動車購買補助金と税制優遇を適用すれば実際の購買価格は2000万ウォン台と予想される。キムさんは「似た小型SUVで国産電気自動車の基本仕様より数百万ウォン、米国産の基本仕様より2000万ウォンほど安い」とし「最近のような景気沈滞と物価上昇の中で私のように懐事情が厳しい消費者には競争力がある価格帯」と語った。