「韓国のAI研究、『素晴らしい選手が多くてもプレーするところがない』状況」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.20 08:10
「いくら素晴らしいサッカー選手がいても、練習させる体育館もピッチもない状況だ」。韓国科学技術情報研究院(KISTI)のイ・シク院長は17日、中央日報とのインタビューでこのように話した。世界各国が自国のAI競争力強化に出ている状況で、韓国の場合、基盤施設(インフラ)が不足しているという指摘だ。イ院長は「AI研究に必要なグラフィック処理装置(GPU)があるからといって皆が皆、研究に長けているわけではない」とし「だが、このようなインフラがなければ、そもそも研究すらできない」と強調した。
KISTIは韓国国内のAIインフラ構築で中枢的役割を果たす機関だ。政府出資研究院や大学にスーパーコンピュータなど研究用演算インフラを提供する役割を果たすためだ。2018年に導入した中央処理装置(CPU)基盤のスーパーコンピュータ5号機「ヌリオン」に続き、来年初めにはAI演算に特化したGPU基盤スーパーコンピュータ6号機の導入を準備している。急増するAIインフラの需要に対応するためだ。