教師が生徒を殺害…専門家「うつ病は攻撃性と無関係…1万人診療したが、殺人の事例はない」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.14 07:07
大田(テジョン)小学生殺害事件の加害者である教師A氏(48)のうつ病の病歴が明らかになった中、専門家らはA氏の犯行前後の行動がうつ病の悪化によるものとは見難いと口をそろえた。同時にうつ病を今回の犯行の原因と考える場合、うつ病患者が治療を避ける傾向につながる恐れがあると懸念を示した。
翰林(ハンリム)大学聖心病院精神健康医学科のチョン・ドクイン教授は13日、中央日報に「うつ病の悪化で判断力が薄れ、感情調節ができず衝動的に自害や自殺につながることはあるが、他人に対する攻撃性がひどくなる事例は見当たらない」と述べた。議政府聖母(ウィジョンブ・ソンモ)病院のイ・ヘグク教授も「うつ病が攻撃性を増加させることはほとんどない」とし、「うつ病をA氏の犯行の原因と見ることは難しい」と述べた。イ教授は「高血圧患者が犯罪を犯したからといって、高血圧を犯罪原因と見ないのと同じ理由」と伝えた。