ドラマのような「AI離合集散」…グローバルビッグテック首長の複雑に絡んだ力学関係
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.13 11:09
会って戦い、別れてまた会う。人工知能(AI)業界版の「愛と戦争」だろうか。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)がOpenAI買収を提案したことにOpenAIのサム・アルトマンCEOが反発し、舌戦を続けている。さらにアルトマン氏の従来の友軍マイクロソフト(MS)のサティア・ナデラCEOと新たな友軍ソフトバンクグループの孫正義会長まで、グローバルビッグテック首長の複雑に絡んだ力学関係が注目されている。
アルトマン氏は11日(現地時間)、ロイター通信のインタビューで、マスク氏のOpenAI買収提案に「話にならない」と一蹴した。同日のブルームバーグのインタビューでは「マスク氏の人生全体が不安から始まったようで残念だ」とし「彼を幸せな人だと思わない」とも話した。アルトマン氏のこうした反応は、前日にマスク氏側の法律代理人がOpenAIを974億ドル(約14兆8000億円)で買収したいと提案をしたことによるものだ。アルトマン氏は提案が公開された当日、自身のX(旧ツイッター)に「ありがたいが遠慮する。望むのなら我々が(マスク氏が所有する)ツイッターを97億4000万ドルで買う」と応酬した。