TSMC、トランプ関税攻勢に「米追加投資検討」…サムスンとSKは悩み
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.11 10:26
トランプ米大統領が9日、米国に輸入されるすべての鉄鋼・アルミニウム製品への25%の関税賦課計画を公言し半導体業界が緊張している。彼が先月31日に鉄鋼、アルミニウム、半導体、医薬品など品目別に数カ月以内に関税を課すだろうと予告しただけに、半導体への関税も遠からず発表されるだろうという懸念からだ。
世界最大の半導体委託生産(ファウンドリー)企業の台湾TSMCは足早に動いた。台湾の現地報道によると、TSMCは10日から2日間にわたり米アリゾナ州のTSMC工場団地で理事会を開き対応案を協議する予定だ。すでに稼動を始めた第1工場と建設中である2つの工場に続き、追加新規建設案と先端パッケージング工場建設計画をともに検討するという。米国での生産能力を拡大し関税賦課による影響を最小化するという戦略とみられる。