オープンAIと互角の中国スタートアップ「ディープシーク」の衝撃…韓国AI最高専門家インタビュー(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.10 15:39
中国発ディープシーク(DeepSeek)ショックが大きな波紋を広げている。設立から満2年も迎えていない中国人工知能(AI)スタートアップ「ディープシーク」が先月20日に公開した生成型AIモデル「ディープシークR1」の性能が米国オープンAI(Open AI)の最新型モデル「o1」よりも優れていることが分かった。技術覇権競争で、米国の対中技術規制が厳格化する中で起きたということで米国社会の衝撃はことのほか大きかった。
米国週刊誌ニューヨーカー(The New Yorker)は3日、『ディープシークは中国版スプートニクの瞬間か?(Is DeepSeek China’s Sputnik Moment?)』と題する記事で、ディープシークを1957年当時ソ連が人類初の人工衛星を打ち上げて米国社会を衝撃に陥れた事件と比較した。すぐに米国政府と議会がディープシーク接続遮断に乗り出し、韓国政府と企業もこれに賛同した。ディープシークとは何であり、その衝撃は韓国社会にとってどのような意味を持つのだろうか。