石破首相「トランプ攻略」通じた…自動車関税・防衛費への言及遮断(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.10 11:03
日本の石破茂首相が対米外交で合格点を取った。「米国優先主義」を掲げたトランプ米大統領との初めての首脳会談で防衛費引き上げや関税引き上げへの言及を事前に防御して成功裏に導いたという評価だ。だが一部ではトランプ大統領との蜜月関係を維持してきた安倍晋三元首相の遺産のおかげという声も出ている。今回の米日首脳会談の結果が石破政権の安定化にどれだけ影響を及ぼすかはまだわからないと分析される。
石破首相は9日、NHKに出演して7日の首脳会談で「日米黄金時代」を明記した共同声明など自身の訪米成果を説明した。その上で、トランプ大統領から防衛費引き上げ要求はなかった点を強調した。日本財界が懸念した関税引き上げに対しても、具体的に日本の自動車に対する関税の話は出なかったと説明した。今回の会談を通してトランプ大統領から「友邦であり同盟である日本を100%防衛するために米国の抑止力を総動員する」という発言を引き出すなど、バイデン政権と構築してきた米日同盟強化基調を継続する考えである点を「成果」として表明した形だ。