トランプ大統領「ガザを所有する」…中東に火をつける(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.02.06 07:44
中東の盟主であるサウジアラビアは直ちに声明を出して「イスラエルの占領政策を含めてパレスチナ住民の移住や領土併合などパレスチナ住民の権利侵害は無条件で反対する」と明らかにした。他の中東主要国もトランプ大統領の提案を「事実上、武力侵攻と違わない」と解釈した。移住対象に指定されたガザ地区住民は1948年イスラエル建国過程で75万人が強制移住させられた「ナクバ(大災難)」を想起しているという。
ガザ地区を実質的に支配してきたハマスも反発している。この日、ハマスのサミ・アブ・ズフリ(Sami Abu Zuhri)報道官は「ガザ地区を支配するというトランプの発言は荒唐無稽」とし「この地域に混乱と緊張を招く」と猛非難した。あわせて「ガザ地区の我が国民は、このような計画が通過することを許さない」としながら「必要なことは我が国民に対する占領と侵略を終わらせることであって、自分たちの土地から追い出すことではない」とした。