チャットGPT脅かす中国のディープシーク…中国AIの「コスパ」競争力
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.27 14:54
中国人工知能(AI)スタートアップ「ディープシーク(DeepSeek)」が公開した新しい人工知能(AI)モデルが、米シリコンバレーを中心とするAI業界の緊張感を高めている。米国がAI半導体輸出を規制する中、低コストで優れた性能を持つモデルを開発しているからだ。
ディープシークは20日(現地時間)、推論能力を持つLLM(大規模言語モデル)R1を発表した。昨年12月に公開したモデルV3をファインチューニング(微調整)して開発し、オープンソースとして公開された。ディープシークが公開した技術分析報告書によると、言語能力を評価するベンチマーク(MMLU)、数学能力を評価するベンチマーク(MATH)でOpenAIの推論モデルo1と似た性能を示し、一部の指標では上回っていることが明らかになった。コストも安い。同じ報告書でディープシークはR1が入力トークン100万個あたり0.55ドル、出力トークン100万個あたり2.199ドルを使うと公開した。o1の場合、入力トークン100万個あたり15ドル、出力トークン100万個あたり60ドル。ディープシークのR1は入力された内容を解釈したり推論したりする際、o1と比べてグラフィック処理装置(GPU)などコンピューティング資源をほとんど使わないということだ。