【社説】韓国、「低成長ショック」の現実…経済動力回復させる補正予算にしなくては
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2025.01.26 10:36
最長9日間の長期旧正月連休が始まった。だが韓国社会の雰囲気はいつになく重い。戒厳・弾劾の余波まで襲った崖っぷちの経済が非常状況に陥っている。韓国銀行が一昨日発表した昨年の年間国内総生産(GDP)成長率はかろうじて2%に入った。薄氷のようだった消費と投資が昨年末に始まった政局不安で一層冷え込んだ余波が大きい。
「政局ショック」に「低成長ショック」が重なり、韓国経済は風前の灯火に直面している。状況が深刻なのは今年と来年の2年連続で1%台の低成長が予告されている点だ。企業は投資と雇用を躊躇し、家計は財布を閉じている。韓国経済の成長動力が止まる直前まで冷え込んでいるという意味だ。主要商圏の飲食店からは「これほど商売にならずお客がいなかったことはなかった」という哀訴があふれる。