日本に返還される「盗難仏像」、瑞山浮石寺で100日間一般公開へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.23 16:11
長崎県対馬の寺院「観音寺」から盗み出され、2012年韓国に持ち込まれた高麗時代の金銅観音菩薩坐像(以下、仏像)が、日本返還に先立ち瑞山(ソサン)浮石寺(プソクサ)で25日から100日間、仏教信者や観覧客に公開される。これまで所有権を主張して法廷攻防を行った浮石寺側が「返還前に仏像を祀って100日間法会を開かせてほしい」と要請したことを観音寺側が受諾しながらだ。
23日、浮石寺によると、大田(テジョン)国立文化遺産研究院(旧国立文化財研究所)保存科学センター収蔵庫で、24日午前に大田地検関係者が立ち会う中で観音寺側に仏像が引き渡される。続いてセンター1階で曹渓宗(チョゲチョン)が主管する移運式が開かれる。その後仏像はこの日午後、浮石寺に移される。100日間一般公開される間、仏像が安置される特殊強化ガラスショーケースも22日に設置された。浮石寺の住持、円牛(ウォヌ)僧侶は21日、記者の電話取材に対して「たとえ還収には失敗しても、故郷を離れてから約650年(推定)ぶりに仏像を本来の発願地である浮石寺に再び迎えることになり万感の思い」と話した。