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【時視各角】2013年の尹錫悦、変わっていない

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.22 15:30
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「人に忠誠を尽くさない」

検事・尹錫悦(ユン・ソクヨル)を大統領にしたといっても過言ではないこの発言は2013年国会法制司法委員会(法司委)国政監査場で初めて登場した。「朴槿恵(パク・クネ)政府時期の捜査妨害外圧に対抗して左遷された正義の検事」という名誉な修飾語もこの時についた。

 
曺永昆(チョ・ヨンゴン)当時ソウル中央地検長が尹特別捜査チーム長〔当時水原(スウォン)地検驪州(ヨジュ)支庁長〕を国家情報院大統領選挙介入捜査から排除すると、当時野党だった共に民主党議員が「捜査を妨害する意図だ、直ちに業務に復帰させよ」と要求し、結局曺検事長が責任を取って地検長を辞める事態まで波紋が広がった。大多数の国民は交錯する両側の主張の是是非非を問うのではなく、強烈な上記のフレーズのおかげか、漠然と尹錫悦という人物を「政権圧迫に屈しなかった気骨のある検事」という肯定的なイメージで見つめ始めた。今振り返ってみれば、その時が悲劇の始まりだった。

ここには民主党が決定的役割を果たした。尹氏が国家情報院の捜査から排除されて3日後に開かれた2013年国会法司委のソウル高等検察庁・水原地検国政監査会議録を見ると、捜査妨害のような検察首脳部の外圧が確認されるどころか、かえって報告や決裁のような正常手続きと関連法まで無視して独善的に捜査を進めて不必要な混乱を引き起こしたのは尹支庁長(以下、大統領)本人だったことが複数の部分から分かる。それでも民主党は彼を擁護して外圧フレームで朴槿恵政府に対して不道徳な政権イメージ作りに成功した。

実状はこうだ。尹大統領は曺検事長には内緒で裁判所に国家情報院職員に対する逮捕令状を申請して発付を受け、その次の日にはまた検事長の裏で逮捕令状と家宅捜索令状を執行した。元国家情報院長に対する控訴状の変更も報告なく自分勝手にした。また、国家情報院職員の逮捕は事前に通知しなければならない国家情報院法にも知らせなかった。これに対して曺検事長は手続き的な欠陥を問題にして尹大統領を捜査から排除した。捜査を中断させたのではない。

それでも尹大統領は「曺検事長が、野党がこれを政治的にどれくらい利用するか、国家情報院事件捜査の純粋性がどれくらい疑われるかというので、検事長と一緒に事件を引っ張っていくのは不可能だと判断した」とし、本人の順法無視に対する弁明を並べ立てた。報告後、首脳部の捜査指揮に問題がある時は正式に異議を提起すればよいのに「指示自体が違法なのに、異議を唱えた後に受け入れられなければそれに従えということか」とも噛みついた。最近よく目にする尹大統領特有のこのような詭弁はこの日もしばらく続いた。「小委員会の手続きをすべて踏めば時間がかかって捜査ができない、前もって調査する必要はなく(ひとまず逮捕した後)捜査をして、いくらでも確認することができる」。

典型的なつじつま合わせ捜査で、捜査目的のためなら順法を守る必要はないといった危険な発言とも言える。だが、民主党議員はむしろ「小さな手続きの問題」〔朴智元(パク・ジウォン)〕とか「手続きの欠陥は軽微」〔李春錫(イ・チュンソク)〕、「違法な行為拒絶は検事の道理」〔徐瑛教(ソ・ヨンギョ)〕と援護した。「国民が信頼するには手続き的定義に確実に則り、小さな隙間や欠陥があってはならない」という極めて常識的な対応をした曺検事長に対しては「部下を恥辱的なうそで切り離した、尊敬を受けることができない上官になった」〔辛京珉(シン・ギョンミン)〕と言って追い詰めた。

結局、朴大統領弾劾で政権交代した後、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は尹氏を2017年ソウル中央地検長、そして2019年検察総長に相次いで破格的な人事で重用し、朴智元議員は「尹錫悦の正しい発言がろうそく革命をもたらし、文在寅政府を誕生させた」(2019)と賛辞を送った。

保守政府の正当性を崩壊させた人物が保守政党の大統領になり、その時に尹大統領を保護した順法的欠陥が今度は彼の足を引っ張っていることも実にアイロニーだ。尹大統領が15日に逮捕された時、順法を問題にして「法が崩れた」と嘆いたというが、そのような資格はあるのだろうかと思った。法は崩れてなどいない。もし崩れたとするなら、それは2013年に崩れた。

アン・ヘリ/論説委員

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