【社説】尹大統領の拘束、後進的権力構造の改編議論につながるべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.20 14:55
昨日未明に尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が結局、拘束された。韓国で元大統領の拘束は4回あったが、現職大統領の拘束は初めてだ。第3世界の低開発国家でも類例が見られないような現職大統領の拘束は、政派に関係なく韓国政治全体の悲劇に違いない。韓国政治がなぜこのようになったのか。
まず、尹大統領の拘束は本人が起こした非常戒厳事態の応報という点は自明だ。一昨日、尹大統領はソウル西部地裁の令状実質審査に出席し、「非常戒厳は大統領の権限であり、内乱にはならない」と強弁したが、判事は受け入れなかった。司法手続きで拘束令状発付の意味を考慮すると、今後、尹大統領が内乱容疑で起訴される場合、裁判所がどんな判断をするかその気流を予想できそうだ。尹大統領の拘束で非常戒厳事態と関連した拘束者は11人に増えたが、ひとまず戒厳の核心メンバーはほとんど司法処理を受けたとみられる。彼らに対する司法府の厳正な判決がなければいけない。