7年前の教訓「トランプ氏と関税交渉、順番が遅くなるほど損」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.17 08:10
トランプ次期米政府がスタートし、貿易赤字を緩和するために世界中に普遍関税を賦課しようとするならば、韓国は他の貿易競争国より先に通商交渉を進めなければならないという提言が出た。16日に中央日報が行った歴代の商交渉本部長4人〔金宗壎(キム・ジョンフン)、朴泰鎬(パク・テホ)、兪明希(ユ・ミョンヒ)、呂翰九(ヨ・ハング)〕とのインタビューで出た話だ。
兪元本部長は「順番が後ろに押されるほど損害が大きくなるため」と説明した。兪元本部長が2018年にトランプ1期米国政府と韓米FTA(自由貿易協定)改正交渉に参加して感じた点に基づいた判断だ。当時も米政府が貿易赤字を緩和するために海外国家に高率関税圧迫を加えたことを受け、韓国政府が一番先に通商交渉に乗り出した。韓国はピックアップトラックの関税撤廃期限を2021年から2041年に20年延長する程度を譲歩しただけで、韓米FTAを大きな枠組みで守ることができた。一方、続いて交渉に出たカナダ・メキシコは韓国より多くの対価を支払わなければならなかった。