【時視各角】トランプを相手にする「韓国指導者」は誰か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.13 11:29
2017年1月に続いて20日に米ホワイトハウスにまた入るドナルド・トランプ次期大統領。彼は昨年11月の大統領選挙で勝利した直後、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と初めて電話をしたが、12・3戒厳以降は韓国に言及していない。中国の覇権挑戦牽制のためにも韓国が必要なトランプ氏は内心「なぜ私が当選するたびに韓国は政治の渦に巻き込まれるのか」と不満を抱いているかもしれない。
沈黙の中でもトランプ氏の側近が国会弾劾訴追案処理の直後、ソウル竜山(ヨンサン)官邸で尹大統領と非公開で会ったという。意味深長な動きだ。政治的安定を取り戻すまで静かに見守りながら待つというメッセージでも伝えたのだろうか。米大統領選挙期間には李在明(イ・ジェミョン)民主党代表とトランプ氏の司法リスクが重なるとみられた。刃物で襲われた李代表と弾丸が耳をかすめたトランプ氏は劇的に比較された。刑事起訴(4件)にもかかわらずトランプ氏が勝利すると、裁判(5件)中の李代表は励みになったようだ。