【社説】友邦圧迫する「トランプドクトリン」、韓国は備えているか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.12 10:45
20日の就任式を控えたトランプ次期米大統領がカナダ、メキシコ、デンマーク、パナマなどを狙って露骨な領土圧迫を加え、これらの国が強く反発し国際社会がざわめいている。トランプ氏の攻勢的介入主義の歩みは新孤立主義的対外政策を展開するだろうという当初の予想を崩すだけでなく、「帝国主義世界観」を連想させるもので大きな懸念をもたらしている。
同盟と伝統的友邦すら区別することなく追い詰めるやり方は、国益のためにはどんなことでもするという極端な米国優先主義戦略にともなう計算された行動とみられる。現職大統領が国会で弾劾訴追され憲法裁判所の審判を待つ韓国の立場では予想を上回る重大リスクに直面した格好だ。