【社説】令状執行を警察に押し付けようとした公捜処、「力量不足」告白なのか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.07 15:38
内乱首魁容疑がもたれている尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する逮捕令状が締め切り期限である昨日までに執行することができなかった。法的・政治的責任問題を回避しないと話した尹大統領が、国家機関である警護処を動員して裁判所が発行した令状執行を阻んだことは許されないことだ。
ここに共助捜査本部を構成している高位公職者犯罪捜査処(公捜処)と警察間のすれ違いまで露呈した。5日夜、公捜処は逮捕令状執行業務を警察国家捜査本部(国捜本)に一任するという公文書を送った。だが、国捜本は公文書に法的論争があるとして反発した。逮捕主体は令状を受けた公捜処になるべきで、逮捕を国捜本に一任すると言って「指揮」する根拠がないという理由からだ。その後、公捜処が送った公文書を回収して共助捜査本部体制は維持することにしたが、公捜処の無能と未熟さが露呈する結果となった。