【コラム】金正恩が笑っている
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2025.01.07 10:59
3日、東海(トンヘ、日本名・日本海)上で今年最初の海上訓練に参加した「広開土大王(クァンゲドデワン)」(3200トン級駆逐艦)の艦砲が仮想の敵艦に向けて轟音を響かせながら火を噴いた。同じ時間、西海(ソヘ、黄海)では韓国哨戒艦「天安」(3100トン級護衛艦)、南側海上では「慶南(キョンナム)」(3100トン級護衛艦)を筆頭に射撃訓練と戦術機動訓練が進められた。新年に毎年実施される定例訓練だが、今年は特に目を引いた。12・3非常戒厳事態と尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対する弾劾訴追以降、初めて韓国軍が大規模訓練を実施し、これを公開しながら海上防衛力を誇示したからだ。
外交・安保分野を取材してから10年以上経つが、記事に習慣のように書いてきた「確固たる対応態勢維持」という表現を最近ほど重く感じることはなかった。戒厳事態で職務停止した将星(進級予定者含む)は9人、階級章の星の数は19個にのぼる。ほとんどが対北朝鮮抑止および挑発対応、首都圏防御などを担当する核心職位だ。