「娘・婿・孫と親孝行観光」「大学入試を終えて」…務安空港を覆った泣き声(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.12.30 08:46
29日、務安空港に着陸中に事故が起きたチェジュ航空7C2216便の犠牲者のほとんどはクリスマスに合わせてタイ・バンコクに家族や友達と旅行に出て惨事に遭った。乗客の中には3歳児を含め、10代以下の子どもも14人いた。還暦・昇進などを記念し、または海外で勤務する家族に会うために旅行に出かけて事故に遭った人々もいた。
この日の搭乗者リストには母親のチョさん(61)と娘のキムさん(39)、婿のナさん(42)、孫(14・9)ら一家が含まれた。光州(クァンジュ)で働いている婿が来年の昇進を控えて忙しくなりそうなので、義母を連れて親孝行観光を計画したという。体調が悪くて旅行に同行しなかったチョさんの夫(69)は前日、妻と交わしたメッセンジャー「カカオトーク」を見て当惑した。携帯電話に「宝物」という名前で保存しておいた妻が前日「あなたの体調は大丈夫ですか。明日の朝に到着します」とメールを送ってきたのが最後の挨拶になった。親戚のパクさん(57)は「婿が課長に昇進すると、娘夫婦に幼い孫たちまで一緒に旅行に行くと喜んでいたが、こんなことが起きた」と目頭を赤くした。