北朝鮮が韓国国会本会議の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領弾劾訴追案可決から２日後の１６日、「尹錫悦傀儡の大統領権限が停止した」と報道した。

朝鮮中央通信はこの日、「傀儡韓国で１４日、尹錫悦傀儡に対する弾劾案が可決された」とし、このように伝えた。続いて、尹大統領弾劾案の国会表決は７日にも進行されたが、与党・国民の力の議員が投票場から集団退出したため成立しなかったと説明した。

また、「尹錫悦傀儡は１２日、嘘と意地による談話発表という詐欺をしたが、非常戒厳妄動の責任を野党と誰かの威嚇に押しつけ、群衆の弾劾闘争を狂乱の剣の舞いと冒とくしたことに、政界と社会のより激しい反発と怒りを呼んだ」と主張した。

朝鮮中央通信は韓国の国防部長官、警察庁長、ソウル地方警察庁長が拘束されたのに続き、戒厳司令官に任命された陸軍参謀総長と国軍防諜司令官、特殊戦司令官、情報司令官らが次々と職務停止になったとし、「内乱罪の首謀者の尹錫悦傀儡とその共犯者に対する捜査が進行している」と伝えた。

尹大統領の弾劾案可決報道は、北朝鮮の住民が見る労働党機関紙の労働新聞にも掲載された。同紙は海外ニュースを扱う６面に弾劾報道を配置した。

北朝鮮は朴槿恵（パク・クネ）元大統領が弾劾案が国会で可決された２０１６年１２月には当日に関連内容を報道した。